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富野さんの新刊。16日に届いた。
「機動戦士ガンダム」などの氏の作品を補助線として、
「家族」「結婚」「出産」「育児」の現実を語っている。

家族を描くことによって、ウソの作品(フィクションという意味)にリアリティを持たせられる。
ガンダムで描いたアムロと父テム・母カマリアの設定。ガンダムF91のあやとりの話。
遡って「海のトリトン」から家族論を持って作品にしていた。

「無敵超人ザンボット3」では家族を前面に押し出した「神ファミリー」が作品の中心。
存在感を持った父親、それを育てた世代であるおじいちゃんとおばあちゃん。
キャラクター、物語を描くのに、そういった背景が細かく作りこまれている。

ザンボ・エースがかっこよくて見ていた幼稚園児の僕も、再放送やビデオを見返す毎に作品の違った面を発見する。
最終回のどんでん返しや(ほぼ)皆殺し、そして人間爆弾というインパクトで語られることが多い作品だが、家族を描いた作品であることに気づいて見るとまた違った見え方がありそうだ。

ガンダムで有名な
「二度もぶった。親父にもぶたれたことないのに!」
というアムロのセリフ。
これも1979年当時にすでにあった「親が子供を殴ってはいけない」という風潮に対する反語として盛り込んだと書いている。


2章では結婚について。
恋愛は個人的なもので、結婚は社会的なもの という区別。
結婚はゴールではなくスタートであると。こういうことを書いている人は氏だけではないが、こういった意見に触れずに突き進んでいる人のなんと多いことか。
ガンダムや富野作品に親しみがあれば、こういう意見を読んだ上で行動したらどうだろうか。

ランバ・ラルとクラウレ・ハモンのエピソード。
これはガンダムのストーリー全体の中で、アムロに対して「印象的な一組の男女」として影響を与えるキャラクターとして描いたということだ。
アムロがニュータイプとして覚醒する前に、「普通の人の人生」を認識させる意味があったと説明している。

さすがにガンダムは何度も見ているので(笑)、なるほどそういう意味だったかと思うともちろん合点がいくのだが。
こういう構造に気づいて見ている人もちゃんといるんだろうなぁ、と思うと自分の読解力がちょっと残念だったりして。

そういう具体的な作品例を織り込みながら、氏は「見合い結婚」の復活を唱えている。
恋愛と結婚は別物。結婚には妥協というリアリティが必要。


ま、そんなこんなでまだ2章までしか読んでないのだが(笑)。
面白いのでお勧め。

「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)「ガンダム」の家族論 (ワニブックスPLUS新書)
(2011/04/15)
富野 由悠季

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2011.04.20 Wed l 紹介 l COM(0) TB(0) l top ▲

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