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SAF1がなくなってしまって、ファンは(自分も)どこかに思いをぶつけるしかできない。
その中で、「スーパーアグリを見捨てたホンダ」と言って叩くのが、確かに身近かもしれない。

何かプラスになることをするんじゃなくて、
「オレ(たち)の望んだとおりにできるはずなのに、そうしなかった。」
「だからダメージを与えてやれ。」
っていう考え方。


確かに、今やデカイ会社になってしまって、1チームを救うことはできたんじゃないか、と思えてしまう。
数億円のレベルなら、ライブドアくらいの規模でも買いたいと言ったかもしれない。
でもそれなら、もっと早く売れていたはず。

ところが実際の金額は、バーニー・エクレストンも払いたくないという「1億ドル」。

バーニーのコメント
「誰かが去って行くのを見るのはつらいものだよ」とエクレストンはBBCに語っている。「我々にしてみればチームに問題は無かった。(だが)彼らが必要としていた1億ドルを私自身は払いたくは無いがね。もしかしたら問題なく払えると言う者がいるかもしれないが、少なくとも私ではない」

「2台分のスポットは空けておく」そうエクレストンは語っている。「だが必ずしも我々は12チームにしたいという希望を持っているわけではなく、10チームあれば良いと考えている。つまり今は(2台分の)スペースがあるが、現在参加しているチームはモータホームやトラックなど、考えられないほど多くの資機材を持ち込むようになっているので、かなりのスペースが必要なのだ」


もしかして、バーニーも「スーパーアグリ邪魔」と思っていた?



こんな記事がある。
覆面座談会座談会 見えてきたものと見えないもの

・大きな会社は責任の所在がわからない。
 「ホンダ」って誰よ?
・株式会社は、個人の意向で方向が決められない。

「サラリーマンはF1やるな」とくくっている。
笑って読み飛ばすのもいいだろう。でも、これは日本の企業の限界を示してしまっている。
株式会社の限界。


かつて1958年ごろのマン島TTレースの挑戦。
ホンダが勝ったニュースは新聞で報道されたが、それが株価に影響したと判断されている。

今はF1やっても影響しない。
「F1やってる会社だから車を買う」という層が、売り上げ全体のどのくらいの割合なんだろう?

株主も、個人株主というよりは証券会社のファンドに含まれていたり。
株主総会で「いつまでF1やるんだ!その分株主に還元しろ!」という意見まで。

そしてホンダの場合、強いのは売り上げの高いアメリカホンダ。
アメリカでF1人気が低いのはご存知のとおり。
「うちの売り上げで無駄遣いしてるんじゃないよ!」
という心理は、「ガソリン税を一般財源化するなんてふざけるな!」と言ってる納税者と一緒。

本田宗一郎を神様にみたてて、「天国から部下に言って下さい」とか、「オヤジも天国で悲しんでいる」
なんてコメントもあるけど、じゃあ彼がいたら実際はどんな判断するかしら?
「マシンさえ速く走れば、乗ってるのは誰でも関係ねぇ」っていうタイプの人だよ。





「ホンダが作らせたチーム」というのだけは、間違いであると心に留めておいてほしい。
詳しくは↓
F1 スーパーアグリF1撤退~細部に突っ込んでみる


元々、鈴木亜久里がF1チームを持ちたかったのが最初。
BAR時代にBATから株を買い取りたい、っていう話から始まっている。


「佐藤琢磨がホンダから放出されたから、それを救うためにチームを作った。」

確かにこれだけ聞くと確からしく聞こえる。
タイミングも、「今からF1チームを作るなんて無茶」っていう所だったし。

「琢磨を乗せないことで、ホンダに対するブーイングがひどかった。」
「ホンダがエンジン供給する新チームが立ち上がることを発表したのはホンダの会見会場だった。」

確かにこれだけ材料があると、短絡的にそう思わせるには十分だけど。

でも、だとすれば鈴木亜久里は使われただけってこと?
本人、ホンダに使われて捨てられたって思っているのかしら。

鈴木亜久里が、胸を張って「自分のチームだ!」って言っていたんだから、
それを「ホンダのセカンドチームのお飾り監督」ととらえるのは、
応援対象に対して失礼だと思わないのかな。


本田技研工業側に立ってみると、
「琢磨を拾ってくれるところができた」「ホンダバッシングを回避できる」
という意図もあったかもしれない。
でもそのために「ホンダがチームを作らせた」というのは?
それでチームは作らないでしょ。まさに1チーム完全買収するっていうところで。


エンジンだけでなくギヤボックスも供給するとか、技術的なサポートもするとか、
最初はBAR007を提供する話まであった。

有償契約だけど、それは戻ってこなくてもがんばって欲しいと思ってたんじゃないの?
戻ってこない額が100億円。ちょっと前ならチーム運営できたでしょ。これだけ出せば。





琢磨を救う・・・
そう、日本では2005年も「救ってくれ!」という声があった。
あの時はF1チームでなく、F1ドライバーを。


山本左近を救え!という声が聞かれないけどね(笑)。



「バリケロが2007年からノーポイントを続けている。だからクビを切って琢磨を乗せるのが当然じゃないか。」
そんな声も聞こえる。
しかし振り返ると、琢磨の2005年はヒドイものだった。
イギリスでは、スタート直前にキルスイッチに触れて最後尾に落ちるなんてミスも。
ハンガリーの8位はあるけど、他はノーポイント。

あのときにミッドランドに乗るなんてウワサもあったけど、我々はそれを見たかったのか?
山本左近よりちょっとマシなレベルじゃなかっただろうか。






本田技研工業側も、やりようはあったんじゃないかと思わなくもない。
「100億円以上の貸付がある」と最後に言っても、金額の大きさがつかめないので
「ああ、そう。」「じゃ、もっと出せばいいじゃん。」というのがファンの感想になってしまう。
あんた、サッカーくじ当たっても6億円だよ!


「5億円返してもらってない」「もう30億円の借金になった」「100億円超えちゃったよ」
と、段階的に外にコメントしていたら、
「ああ、限界までがんばってくれたのね」という反応も得られた?(笑)

スペインGPは新しいチームになっていたはずで、チームも現場に到着して走れる状態にあった。
その状態で「出ちゃ駄目」と言うこともできたはず。
でも、「今回だけは」と緊急で会議して、スペインGP出走にかかった追加費用「3億円」を
ポンと追加で出してくれた。
そんな会社、他にないと思わない?


スーパーアグリF1チームが「今シーズンいっぱいまで」と宣言して完全燃焼して撤退するなら
ファンも応援しがいがあった。現実は、最後のレースとも知らされず、「次から出ません」という発表になってしまった。

「最後のレース」と知った上で見たかったよね。


佐藤琢磨も同じで、本人の限界まで戦って欲しいとファンは思う。
でも、彼を欲しがるチームがないのが現実。
2005年は本人の成績と、周りの状況によってシートがなくなった。
「周りの状況」について、「ホンダならなんとかできたはずだ」という幻想は持てた。
そして実際に何とかなったのだ。ホンダが何とかしたのはエンジンとギヤボックスと保証人だったけど。

2008年。何とかしようという動きも聞こえてくる。今度はホンダF1のドライバーに収めようと。
「シーズン中」「次から」
ファンの叫びは非現実的だ。そして「だったら2005年で降ろさなければよかったのに」という声まで言われる。

「ホンダが悪い」「ホンダ車買わない」
ファンの行動はどうしてもそっちに行きたがる。
この人たち、これまではホンダ車買ったりホンダ株持ってたりしたのかしら?
少なくとも僕はホンダ車4台乗り継いで、ホンダ株も少ないながら持ってるぞ!(笑)


不買運動が何かの身を結んだことってあるのかしら。
去年の日本GPの運営で叩かれるトヨタも、それで売り上げが落ちたという話を聞かない。
三菱の欠陥車騒動でみんな買わなくなったけど、会社はまだ存続してるよね・・・。新車も出すし。

それよりは、「限界まで応援してくれてありがとう」とか、そっちの方向に話を持っていって欲しいと思う。


ファンが叫んだって、スーパーアグリF1を応援するスポンサーは出てこなかったのが現実。

契約合意寸前まで行って、後戻りできないところで「止めた!」って通告してきたドバイの投資家。
「カスタマーカーOKになる」と決定しておきながら、なし崩し的になかったことにしたFIA。
ケンカを吹っかけてきたミッドランド、スパイカー、フォース・インディア、ウィリアムズ。
契約不履行のSSユナイテッド、それを連れてきた「全国保証」「ばんせい証券」。

ま、一番下が今回の騒動の悪の組織っぽいけどな。


ニック・フライの立ち位置は、正直よくわからん。


ということで、「ホンダを悪者にするのはおかしいんじゃないの?」という意見でした。
琢磨が乗ることになるかもしれないホンダF1が、それまでに進化してくれることを期待して。
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2008.05.10 Sat l F1 l COM(0) TB(0) l top ▲

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